(CNN) 英紙ガーディアンは16日、英情報機関が2009年にロンドンで開かれた20カ国・地域(G20)首脳会議代表団の電話を傍受し、電子メールのパスワードを入手しようとしていたと報じた。 この報道は、北アイルランドで開かれる主要8カ国(G8)首脳会議の開幕を翌日に控えたタイミングで浮上。米情報当局のネット監視活動を暴露した米国人エドワード・スノーデン氏がガーディアンに提供した資料に基づいている。 それによると、09年のG20では英情報機関の政府通信本部(GCHQ)が各国の代表団の通話を傍受していたとされる。対象にはトルコや南アフリカといった英国の同盟国も含まれるという。 代表団の通話については24時間態勢で分析を行うとともに、GCHQは電子メールを傍受する目的で代表団のためのインターネットカフェも設置。キーボードで入力されたパスワードを記録していたとされる。