Jリーグのユースチーム日本一を決めるJユースカップは、優勝常連の伝統チームであるガンバ大阪ユースに対して、コンサドーレ札幌U-18が5-1という意外な大差で全国大会初優勝を飾った。 試合の経過だけを見れば、ガンバが先制点を挙げているし、札幌が追いついたのは前半42分にガンバの内田君がPA内で足裏を見せたスライディングタックルをやってしまっての一発退場&PKだったし、数的同数であればガンバのほうが勝っていた可能性が高いようには見える。 が、数的同数だった前半でさえシュート数は札幌の二桁に対してガンバは得点した1本のみと、単純な個人のテクニックはともかくとして、選手1人1人の落ち着き、成熟度、スキルの高さという点で、札幌とガンバでは明確な差があったように思う。 ガンバは、良い意味でも悪い意味でも今までの日本らしいユースチームという感じで、低い重心からドリブルを繰り出す小川君や先制点を決めた出岡