京都アニメーションのスタジオが放火され33人が死亡というあまりにセンセーショナルな事件が起きた。 衝撃だった。 憤りや悲しみ等様々な感情が渦巻いた。 でも私には何もできない。 被害者の遺族でも知り合いでもアニメ関係者でもない。 しかしいくら関わりがないと言っても、同じ日本で、罪のない33人の命が奪われたということに対して胸が痛んでしまうのは仕方のない事実だ。 せめて私にできることはと考えれば、被害者が安らかに眠ることを祈るだけだ。 そこで私は上司に、昨日事件が起きたとされる10時30分になったら黙祷をするようにできませんかと提案した。 しかし、上司はその提案を拒否した。 黙祷についてだけでなく、これ以上同じような事件が起きないよう、会社のテロ対策についてもう一回考えませんかと話をした。 それはできない、難しいと。何度話しても難しいの一点張り。 東日本大震災に関連しては、何度も黙祷してきたじ
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