米大統領選の民主党候補者指名に向けた5日の同党ウィスコンシン州予備選で、サンダース上院議員(74)がクリントン前国務長官(68)に大勝した。サンダース氏は直近の予備選・党員集会で6連勝と勢いづき、獲得代議員数でリードするクリントン氏に食い下がる。指名争いが長期化するのは必至だ。 同州予備選では、開票率99%で、サンダース氏が56・5%を得票し、クリントン氏の43・1%を大きく上回った。直近の予備選・党員集会で6連勝という結果を受け、サンダース氏は同日夜の集会で「どちらの候補に勢いがあるのか。我々にはホワイトハウスへの道が開かれている」と自信をみなぎらせた。 米CNNによると、予備選・党員集会で選ばれる「一般代議員」の獲得数は現段階で、クリントン氏が1295人で、サンダース氏が1066人。今回の勝利で差を縮めたサンダース氏だが、別枠で投票権が与えられる連邦議会議員ら「特別代議員」ではクリント