リオデジャネイロ五輪の閉会式で行われた、東京五輪へのハンドオーバーセレモニーでサプライズ登場した安倍晋三首相が、本番約3週間前というギリギリで決まっていたことが9日、分かった。演出などを手がけたクリエーティブディレクター佐々木宏氏が都内で会見し、明かした。 【写真】「安倍マリオ」演出は森喜朗会長の発案だった 同セレモニーでは安倍首相がテレビゲームのキャラクター「スーパーマリオ」に扮(ふん)して登場した「安倍マリオ」が話題となった。しかし、当初はアスリートの中から候補者を探していた。 現役選手、引退したレジェンドらの中から「マリオに似て、ひげが似合い、小柄で俊敏性のあるアスリートを探していた」と佐々木氏。08年北京五輪ではサッカー元イングランド代表のデビッド・ベッカム氏、12年ロンドン五輪では、サッカーの神様ペレ氏と、それぞれ次期開催国の英雄スポーツ選手がサプライズで出ていたからだ。