TinyURLによる簡易リンクは http://tinyurl.com/kj8rl3 要約:減反政策が続いている理由は、単に需要減によるコメ余りだという理由もあるが、日本の人口密度が高いうえに工業化やサービス業化を達成したため、土地価格が農地としての収益性ではなく工業用地や住宅用地としての収益性で決まるようになったため、農業への参入や農地の最適化が全くできなくなってしまったので農業が没落した。これを解消するためには土地所有・利用について財産権の不可侵を破りかねない厳しい規制が必要で、そのために減反の解消が難しい。 昔から減反政策の理由も知らずに減反をやめろという人は多かったが、2008年の穀物高でその声がとみに大きくなっている。というわけで、本稿では減反が存在する理由と、その解消策があるかどうかについて検討する。 はじめに 各種データの検証 コメ需要は減少しているのに農地は多い 日本のコメ