昨日、10月分の家計調査が公表された。最近は、内閣府の消費総合指数という便利なものがあり、GDPを占うには、そちらが有効だから、各調査機関の注目度は下がっているのかもしれないが、筆者好みの統計である。今回は、ロイターの記事がおもしろかったので、紹介することにしよう。 それは、住居の設備材料が大きく伸びているというものだ。総務省統計局は、太陽光発電設備への需要が寄与している可能性があると分析しているらしい。太陽光は、次世代の成長産業として注目されているが、消費を押し上げている事実は、考えてみれば当然とは言え、新鮮な驚きだった。 今回の家計調査は、対前年同月比が全体で-0.4であり、その内容は、地デジ化需要の反動で教養娯楽費が-0.84の寄与度だったの対し、設備修繕が+1.80の寄与度であり、全体を押し上げた。季節調整済の実質指数でみると、対前月の変化率は+0.3であり、震災以来の回復基調を維