そして、人間はコミュニティの中でヒエラルキーを構築していくわけだが、ここでは腕力ではなく駆け引きがうまい人が上にいく。まさに、人を蹴落としていけるような人たちがうまくいく。デュマの書いた小説『モンテ・クリスト伯』の前半のように、うまく立ち回った人たちが権力を持つようになっていくわけだ。 そう考えると、諸悪の根源は「定住」と考えてもおかしくない気もしてくる。 (長倉顕太『移動する人はうまくいく』すばる舎、2024) こんばんは。教員になってから約20年。メンバーシップ型ではなく、すなわち「定住」型の働き方ではなく、駆け引きの苦手な自称ジョブ型の教員として、A県、B県、そしてC県と「移動」してきました。だからでしょうか。先々週の誕生日のときに、職場の同僚が長倉顕太さんの『移動する人はうまくいく』をプレゼントしてくれて、曰く「先生にピッタリだと思いました!」云々。 うん、ピッタリです。 長倉顕太

