コミュニケーションはコミュニティを背景になされる。だからちょっとした発言に、発言者がどのようなコミュニティに属し、どのようなコミュニティに属していないのか、あるいは発言者と同じコミュニティに属して、いまコミュニケーションが試みられている受け手とは具体的に何者であり、誰がそこから追い出されているのか、ということがときに透けて見える。こうした目線で見てみると、本も新聞もSNSも日々の会話も、単なる言葉と言葉の応酬ではなく、一種の勢力図のように見えてくる。私の言葉からは何が滲み出ているだろうか? あなたの言葉からは? (三木那由他『言葉の展望台』講談社、2022) こんばんは。先日、組織開発コンサルタントの勅使川原真衣さんの対談を聞きに、東京は朝日新聞社の読者ホールまで行ってきました。交通費は痛いものの、なんと、参加費はただ。ただより高いものはないとはいえ、飛ぶ鳥を落とす勢いの勅使川原さんのトー

