今回は、Cloud Design Pattern(CDP)の記事になります。 対象は「Multi-Datacenterパターン」です。 このパターンの「注意点」に下記の記載があります。 AZ間の通信速度が気になる場合は、アプリケーションやHAProxyなどのミドルウェアで基本的には同一AZのEC2と通信するようにし、そのEC2が障害時に別AZのEC2と通信するように制御することも可能である。 そこで今回は、HAProxyを利用して通常は同一AZのEC2と通信するところを、そのEC2に障害が起きた場合、別AZのEC2と通信するような設定を試してみました。 HAProxyの設定は、HAProxyを用いたRead Replica(RDS)の振り分けの記事で紹介したbackupオプションを利用することで簡単に実現することが可能です。 尚、backupオプションは、backupオプションが付与されて