アマビエ様に続く疫病の守護者シリーズ?として今話題らしい「ヨゲンノトリ」を見て、17世紀のペストに立ち向かう医者の防護服姿を思い起こしたので並べて描いてみました。 ヨゲンノトリは江戸時代石川県に現れ、疫病(コレラ?)の流行を予言し、「私の姿を朝夕に拝めば難を避けることができる」と告げたそうです。 描きながら黒いほうはどうして尻尾がないんだろう?と思いましたが、よくよく確認するとこれは一羽に首が2つあるトリだったんですね。早とちりでした。でもこんなふうに分身できたとしたら、救う力も2倍あるかもと思い、このままにしました。 ペストを治療した医者のマスクのクチバシのような所には、抗菌作用のあるハーブが詰められ、目の所にはガラスを嵌めて感染を防いだようです。バクテリアやウイルスの存在は夢にも知られていなかった頃、この姿でどれだけ防げたのでしょうか。