人間は1日のうち約3分の1を睡眠に費やす必要があり、睡眠時間が足りないと心身へのダメージが悪化し続けたり、体重が増えたりといった悪影響が及ぶことがわかっています。コロンビア大学で睡眠と栄養に関する研究を行っているMarie-Pierre St-Onge氏は、「睡眠と食生活は相互に影響を及ぼしており、食生活を改善することで健康的な睡眠をサポートできる」と述べています。 The vicious cycle of food and sleep https://knowablemagazine.org/article/mind/2021/vicious-cycle-food-sleep St-Onge氏らの研究チームが2011年に発表した論文では、1日の睡眠を4時間程度に制限した状態を4日間続けたところ、1日当たりの摂取カロリーが300kcal増加することが示されました。また、睡眠時間が長くなると