リーン生産方式やリーンソフトウェア開発において、生産や物流、ソフトウェア開発などの工程を改善する際に、現状を把握し将来のあるべき姿を明確にするために作成されるプロセス図のこと。もともとはトヨタ生産方式における手法で、トヨタ自動車では「物と情報の流れ図」という。 バリューストリーム・マップは、特定の製品(製品ファミリー)が原材料が加工されて顧客の手に渡るまでの全工程の経路と、各工程がどこからの指示で実施されるのかを示したものである。描く場合は改善対象となる工程だけでなく、前後のつながりが分かるように1次仕入先から納入先(顧客)までのすべてを工程順に左から右に並べる。工程はボックス状に表し、工程名とその稼働時間、および生産リードタイムを付記する。そして、それら工程に対する引き取りや仕掛け指示の情報発生源を示し、同時に情報伝達手段や頻度を記載する。 バリューストリーム・マップを作成することによっ
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