ネットワーククライアントのHello World 第20回は、ネットワーククライアントのHello Worldです。これは、特定のホストの特定のポート番号にTCPで接続し、そこから受信した文字列を表示するプログラムです。具体的には、第12回で作成したネットワークサーバのプログラムに接続し、サーバから送られてくるHello Worldの文字列を表示するようなクライアント側のプログラムを作成します。 第12回では、サーバ側の動作をテストするため、クライアント側にはtelnetコマンドまたはnc(netcat)コマンドを使いましたが、今回はそのクライアント側のプログラムを、各種言語で作成してみるという趣向です。 C言語の場合 まずはC言語からです(リスト1)。ここでは、エラー処理はあえて省略しています。クライアント側のプログラムでは、socket()でソケットを作成したあと、connect()で