レッドブル・ホンダに対するピットストップの遅れを解消しようと、メルセデスがレッドブル・リンクで取り組んだ新たな試みはバルテリ・ボッタスの3グリッド降格ペナルティに繋がる事態となった。 F1第8戦シュタイアーマルクGPの2回目のフリー走行の終盤、ボッタスは新品のハードタイヤを履いてピットを出ると、ファストレーンに足を踏み入れた直後にリアを滑らせた。 77号車W12はマクラーレンのガレージ前にスタック。車体がピットレーンを垂直に塞ぐ格好となり、ボッタスはウォーキングのメカニック達の助けを借りてコースへと出て行った。この非常に珍しいドタバタ劇で怪我人が出なかったのは幸いだった。 マクラーレンのチームマネージャーを務めるポール・ジェームズはFIAレースディレクターのマイケル・マシに対して「全く馬鹿げた話だ。彼は我々の仲間に怪我をさせるところだった」と無線で不満をぶちまけた。マシはこれに対して「同意