都議会が百条委員会で猪瀬氏を追及すると決めた18日、東京五輪招致成功の舞台裏を描いた猪瀬氏の著書「勝ち抜く力」が都内の書店で売り出された。 東京・六本木の書店では、世田谷区の構成作家の男性(59)が「百条委員会の設置が決まり、負けそうになっているのに、本のタイトルが『勝ち抜く力』とは皮肉だ」と話した。 帰宅途中に立ち寄った会社員男性(49)も「タイミングが悪いね」と一言。書名を見ながら、「五輪招致は勝ち抜いたんだから、政治家として『生き抜く力』を見せてほしかった。やめるのは簡単だが、彼だけが金をもらっているとは思えない。納得のいく説明をつけて、今後も仕事に邁進(まいしん)してほしい」と話した。