寄稿いたしました。 blog.tinect.jp シロクマ先生から恵贈いただいた新著、『人間はどこまで家畜か』の感想と、本書に記されていた未来予想の、自分なり考えを書きました。 人間はどこまで家畜か 現代人の精神構造 (ハヤカワ新書) 作者:熊代 亨 早川書房 Amazon さて、上の記事で書ききれなかった疑問を一つ。人類の文明社会って本当にこのまま進歩していくの? たしかに、現代日本社会の穏やかさ、安全性は認めざるをえない。もちろん、そこかしこに貧困や暴力が潜んでいるものの、世界的に見てもトップクラスだろう。そこに適応できるのが「真・家畜人」だというが……。 さて、この現代日本のようなあり方が、人類全体の進歩の行き着く方向だといえるのかどうか。そこがよくわからない。世界は同じ時代を生きていない。だが、やがてはこの日本のような安全で、相互管理された社会、暴力が減り、医療によって生まれてくる