インウイのCMを集めたビデオを貸してもらってからの、時ならぬセルジュ・ルタンスブーム。私の中でだけだけど。(この人も、ルタンスなのかリュタンスなのか)昨年のセルジュ・ルタンス展に合わせて出た「夢幻の旅の記録」という本も買ったし、図書館で西垣通著「麗人伝説」も借りてきた。「麗人伝説」はルタンス作品への作者の「詩情あふるる賛美」があれこれ綴られている本だったので読みづらい。掲載されている画像を楽しむことにする。わー、やっぱり凄いセルジュ・ルタンス。でもって、このCMを作って流してた資生堂も凄いし、このCMを「なんかワカランが崇高な物に接しているぞ」と許容した世間も凄い。 私は年代的にジャストな世代なので、インウイの登場時、つまりセルジュ・ルタンスが日本の大衆の前に登場した時の衝撃を覚えている。もうなんかポカンと口を開けて見とれるしかなかった。ヨーロッパの香気が噎せ返るほどなのだが同時にオリエン