消費者や規制当局が企業によるデータの収集に神経を尖らせる中、ロケーションデータを用いて、ブランドと消費者のつながりを強化するスタートアップが新たな資金調達を実施した。 ジオフェンシング技術を用いて企業が顧客の居場所を特定することを支援する「Radar」は、2月8日、Insight Partnersが主導したシリーズCで5500万ドル(約64億円)を調達したと発表した。ブルックリンに拠点を置く同社の評価額は3億6500万ドルに達しており、今回の調達には既存出資元のAccel、Two Sigma、Heavybitらも参加した。 フォースクエアの元社員らが2016年に立ち上げたRaderは、これまで累計8000万ドル以上を調達している。同社は、許可を与えた特定のブランドのみとデータを共有すると述べている。 Radarはここ最近、パンデミックを受けて普及した非接触型のデリバリーや、モバイル決済、ピ