面積圧縮後の限られた空間を有効利用 ワークスタイルの変化に対応した商品も 2021年の分譲マンション市場は、分譲単価のさらなる上昇により、専有面積の圧縮が進み、それに伴い1LDKから3LDKまで多様な間取りをラインナップした「ハイブリッド型」の商品構成が増加した。また、温暖化による異常気象や自然災害の多発で、環境問題への取組みが真剣に議論され、世界的にカーボンニュートラルをはじめ、SDGsへの取組みを加速させていくなか、日本国内でも住宅に関して、脱炭素や持続可能な開発目標への貢献が期待されている。 調査会社のトータルブレインは、コロナ禍だった昨年の商品企画の傾向を分析し、今後の方向性を探っている。大きく分けて①高単価対応関連、②コロナ対策関連、③働き方改革(ワークスタイルの変化)関連など7点あると指摘する。①では、コンパクト化・間取りの多様化、内廊下や共用スペース・外観等におけるグレード・