ドイツ人は大の旅行好き。コロナ禍の中でも、長期休暇をとって旅行に出かけようと空港で行列する人々(EPA=時事) 新型コロナ禍は、日本人の働き方を大きく変えるきっかけとなったと言えるだろう。在宅勤務やリモートワークが一般的になり、都心から郊外・地方へ移り住んで、出社する日を大幅に減らしたという人も少なくない。 働きながら休暇を取る「ワーケーション(Work+Vacation)」や、若くして資産を貯めて早期退職する「FIRE(ファイア/Financial Independence, Retire Early)」といった生き方にも注目が集まった。 それらの動きも含めて、ようやく日本でも「ワーク・ライフ・バランス」に関心が高まってきたが、それでも“休み下手”な人は少なくない。その象徴の一つが、有給休暇の消化率の低さだ。 コロナ禍になる前の2018年12月のエクスペディア・ジャパンの調査によると、日