公開日:2020年10月26日 /最終更新日:2021年3月1日 SNS上で面白い議論が展開されていたので紹介します。 中小企業のM&Aで使われる企業の価格算出手法である「年倍法」は果たしてファイナンス理論として妥当なのか。 妥当でないのであればそれを用いている事業承継や中小企業の仲介は一体なぜそのような基準で仲介を行なっているのか、ということです。 これ、結構難しい問題提起で、かつ面白い観点だと思うので、取り上げて見たいと思います。 まず私のスタンスを先に述べます。 別のコラムでも記載しておりますが、私は流動性が担保される限りにおいて(仲介がインチキせず、きちんと広く買い手を探している限りは)、「価格は最後は市場が決める」と考えています。 また社会的に一般的に広く使われており、かつトラブルが起きていないのであれば、その手法については、「理屈に合わないからそれは違う」というのではなく、まず
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