大国は自壊する。崩壊は内側から始まる。外部の侵略や打倒は衰退の原因ではなく徴候である。「なぜ大国は衰退するのか 古代ローマから現代まで」は、ローマ帝国、明(中国)、オスマン帝国、イギリス、カリフォリニア州など、豊富な事例でこの事実を明らかにしてくれる。キーワードは財政不均衡とレントシーキング。国を守るためには人徳ではなく制度が重要だ。著者はコロンビア大学大学院ビジネススクール院長のグレン・ハバードさんと、米ハドソン研究所主席エコノミストのティム・ケインさん。久保恵美子さん訳。日経ビジネス人文庫、2019年6月3日初版。 なぜ大国は衰退するのか 古代ローマから現代まで (日経ビジネス人文庫) 作者: グレン・ハバード,ティム・ケイン,久保恵美子 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社 発売日: 2019/06/04 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 財政不均衡 ローマ帝国は外部の
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