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  • カズオ・イシグロ以外にも名作が!2017年の海外小説ベスト12(鴻巣 友季子)

    まさかのカズオ・イシグロが受賞! 今年もやってまいりました年末ジャンボベスト。国内編、海外編とも12作品(1ダズン)ご紹介する年末にふさわしいビッグな企画です。 さて、2017年の海外文学といえば、もうあれですね、カズオ・イシグロのノーベル文学賞受賞。驚きました、ほんとーに! いつかは受賞する作家とは思っていましたが、今年とはだれも思わなかった。 長崎生まれのイギリス育ち、日系作家の受賞ということで、かなり話題になり、も売れまくっているようす。イシグロ作品を一手に扱っている早川書房は合計105万部の増刷をかけたそうです。久しぶりに聞きましたよ、海外文学でミリオンの数字を! この余勢を駆って来年も、翻訳文学からばんばんヒットが出てほしいものです。 2017年は、古典新訳やリバイバル、名作の文庫化なども目立った年でした。そのなかでも、国際的な潮流として見逃せないのが、管理社会を風刺する「ディ

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    『騎士団長殺し』だけじゃあらない!2017年の日小説ベスト12 年末年始にぜひ読んでほしいオススメ 今年は春樹旋風&地方小説がトレンド 今年もやってまいりました年末ジャンボベスト。国内、海外小説をたっぷり12作(1ダズン)ずつご紹介するビッグな企画です。 さて、今年の国内小説といえば、7年おきに大長編を発表すると言われる村上春樹の『騎士団長殺し』が出版され、騒ぎを巻き起こしました。それにしても、あれは今年の2月なのですね! なんだか、はるか昔に思われます。詳しくは、以下を読んでいただくとして、とにかく上下巻で初版130万部、今年いちばんのビッグタイトルに違いありません。 ほかに小説の潮流というと、ここしばらくAIや遺伝子操作や人工生殖やタイムワープといったSF的要素の導入が盛んでしたが、今年はやや落ち着いた感があり、地方を舞台に、方言を使った小説が、とくに新人作家に目立ちました。ほん

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