ブラジルの熱帯雨林を保護するNGOが、なんと「木に語らせる」CMをつくりました。 木の幹の上にマイクが置かれており、ピチパチと乾燥する音が聞こえるだけ。その声の翻訳かのように、タイトルが現れます。「あなたが聞いているのは、効果音ではありません。この幹とともに滅びようとしている種の、命の叫びです。熱帯雨林は、世界の地表面積のわずか7%しかないんですよ。」 木が転がっているだけのマヌケな映像ですが、熱帯雨林の木が切々と訴えているように見えるから不思議です。これは人間が勝手に音にあてている言葉でしかないですが、本当に木の言葉が聞けるとしたら、どんな話が聞けるんでしょうね。こんな穏やかな語り口では済まないかも知れませんよ!? 1976年京都生まれ。コピーライター(東京コピーライターズクラブ会員)。企業に社会貢献型のコミュニケーションを提案するとともに、NGO/NPOのクリエイティブを積極的にサポー