- 1 - 音声と画面をうまく一致させるために 大塚康生 1) アンティシィペイト・アクセントをモジュレーションの3コマ前におくこと。 2) 口の動きと形はキャラクターの個性を反映したものであること。 3) 重要な口の形にはそれに適した充分な時間をとる。 4) 口の動きと表情はキャラクターがセリフを言い終わったところでパッと止めず、やや形を保っ ていること。 5) 中に入れる絵(インビトゥン)はセリフの必要にあわせて調整する。 6) ひとつの単語を長くのばして発音する時はムービング・ホールド(ごくわずかな動き)で処理 する。 7) 音声との一致が目の動きだけを通じておこなわれる場合、対応する音声を3コマ先取りして絵 にする。 8) アクセントがある場合は、まばたきのタイミングも(7)と同様に処理する。 9) ゆっくりとだらだらしたセリフの場合はアンティシィペイトのタイムを多めに取る。 1