Le Temps qui reste(2005)フランソワ・オゾン 私は、フランソワ・オゾン監督の映画に対して、好きなような苦手なような、複雑な印象を持っているんですけど、今回は、その世界にすーっと入ることができ、主人公ロマンの傍らに、自分がよりそって居るような(自分、背後霊的な?)落ち着きを感じられて、不思議だったのでございます。 これは、命の三部作の二作目に当たり、「自分の死」を描いているらしい。 オゾン監督自身が、こういう死を思い描いているのかなぁ? あらすじ ロマン(メルヴィル・プポー)は売れっ子の写真家で、まだ31歳という若さにもかかわらず、余命3ヶ月を宣告されます。 ハリウッド映画のような、激しい動揺を表すシーンはないんだけど、死の宣告を受けたロマンの見る景色は確実に一変します。 そこには、いつもと変らない光景。 昨日の続きに身を置きながらも、宣告を受けたその瞬間から、未来に向
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