<横浜4-8楽天>◇16日◇横浜スタジアム 抑え役から先発に転向、ローテーション入りが期待される横浜山口俊投手(22)が初先発で炎上した。楽天打線に9安打を浴び8失点。4回で早々と降板した。「山口の出来がすべてでしたね。まっすぐの走りが本来じゃなかった」。先発5人衆の1人に山口を挙げる尾花監督がその投球を振り返った。 最速151キロも空振りが取れない。91球を投げ4球だけ。同監督は「スピードはあったが、キレがもうひとつ。それがしっかりすれば変化球も生きるんだけどね」と解説した。低めに沈む新球「どすこいボール」も通じなかった。もっとも本人は「先発ということで余力を残した。まっすぐはそれほど悪くない。次は、スタミナを考えずに行きたい」。こんな山口に、尾花監督も開幕までにもう1度先発の機会を与える腹づもりだ。 [2010年3月17日8時39分 紙面から]ソーシャルブックマーク