三十路を前にもう一回、自分に鞭を打ってみることにした。10年ぶりに、英語力を計る、TOEICテストを受けてみようと思い立ったのだ。 とはいっても、会社員の身。家に帰れば子供もいるし、なかなかまとまった勉強時間が取れないので、せめて通勤時だけはと思い、電車の中だけでも勉強しようと決意した。ところまではよかったのだが、現実はなかなか厳しい。 まず1つめの問題は、電車の中ではノートを広げてみっちり問題演習、というのが難しいこと。片手に本、片手にペンを持つくらいがやっとだ。 その条件が、2つめの問題を引き起こす。このスタイルだと、ノートではなく、本そのものに書き込むスタイルになるので、復習時に前回書いた内容が目に入ってしまい、勉強にならない。 なんとかならないかといろいろなグッズを探したところ、無印良品から貼ったまま本が読めるその名もずばり、「貼ったまま読める透明付箋紙」という製品が出ているという