南米ベネズエラ政府の発表によると、首都カラカスで4日午後5時40分(日本時間5日午前6時40分)ごろ、国家警備隊の創立記念式典で演説していたマドゥロ大統領に近づいたドローンが爆発し、兵士7人がけがをした。同国の情報相は、大統領を狙った攻撃だと発表した。マドゥロ氏にけがはなかった。 政府によると、マドゥロ氏の演説中、爆発物を積んだ複数のドローンによって攻撃が仕掛けられたという。 マドゥロ氏の演説はテレビ中継されていた。壇上で経済再生についてマドゥロ氏が演説をしていると、突然「バンッ」と音がし、マドゥロ氏は空を見上げた。隣に立っていたマドゥロ氏の妻がおびえた表情でかがもうとしたところで、画面は兵士の顔のアップに切り替わった。その後、隊列を組んでいた兵士たちが逃げ出し始め、中継は打ち切られた。 事件後にマドゥロ氏は記者会見を開き、その様子をツイッターに投稿した。その中で、隣国コロンビアのサントス