「ここが面白いと思いました」というひれ伏した感じではなく、「この言葉が私をインスパイアしてくれました」という感じをだすのです。いや、もっと偉そうに「この私をここまでその気にさせてくれた。それだけに、この物語はなかなか大したものだ」とあくまで「上から目線」の姿勢で臨みましょう。読書エッセイを書くときには、それくらい大きな態度でいいのです。いくら高名な著者だからといって、著者にひれ伏してしまったら面白い感想文は書けません。 小学校の頃から書かされている読書感想文。私は読書感想文のたびに、イヤイヤ書いてて、小学生ながらも、「なんてつまらない文章なんだろう」と思っていました。最初にあらすじを書いて、最後にちょろっと、かわいそうと思っただの、素晴らしいと思っただの、浅い感想を付け足す程度。 もはや、あらすじを理解するだけで精いっぱいの脳ミソだったのか、考える方法を知らなかったのか、両方だと思いますが