自戒を込めて。常々思っていることですが、「正しい」という力は、とても強く、そして危険です。こんな記事を読みました。 【関連記事】 「加害者を潰せ」正義暴走(敵がいる:5)(朝日新聞DIGITAL) いじめを受けて自殺した生徒がいまして、で、加害者の母親と間違われてしまった女性がインターネット上で名指しされ、ひっきりなしに電話がかかってきたり、脅迫の手紙が届いたりし、追い込まれていった、という内容です。 自分は社会の為に正しいことをしていると勘違いした人達が、全く関係の無い人を追い詰めてしまった、ということなんですが、加害者の母親だと思った人が実は別人だったことや、暴走した多くの人の持つ正しいという感覚の妥当性など、そこにある種のズレがあったことは、問題の本質ではないような気がします。 本当に大事なことは正しいということそのものが、非常に危険な存在、取り扱い注意の意識であるということです。毎