元・市立輪島病院舳倉診療所 所長*1 石川県立中央病院 救命救急センター*2 石川県立中央病院 整形外科*3 富山赤十字病院 皮膚科*4 児玉 貴光*1、*2 庭田 満之*1、*3 朝井 靖彦*1、*4 1 はじめに 総合医にとってはムカデ咬傷はまれではない日常的な疾患である。しかし,著者らが渉猟し得た限りでは1990年代の10年間に本邦ではわずかに4編の症例報告1)-4)を認めるのみである。ムカデ咬傷のほとんどは軽症であるが,ときに重症化することがある5)-7)ため十分な注意が必要である。石川県輪島市・市立輪島病院舳倉診療所において10年間に経験した20例のムカデ咬傷について報告する。 2 対象 1989年10月1日より1999年9月30日までの10年間に,市立輪島病院舳倉診療所を受診してムカデ咬傷と診断された患者20例を対象とした。診断に正確を期すため,ムカデ
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