■一通の手紙から…知事が調査 119番通報で声が出せず、いたずら扱いされた−。神奈川県民から黒岩祐治知事への一通の手紙がきっかけとなり、県内2市4町の消防が119番通報の発信地表示システムを導入していないことが判明した。黒岩知事が30日の定例会見で明らかにした。声が出せない救急患者の通報に対応できるよう、県はシステムの導入を市町村に要請した。 この手紙は5月、40代男性から届いた。手紙によると、男性は川崎市中原区で一人暮らしをしていた平成21年1月、自宅で脳幹出血を起こした。119番通報をしたが声が出せず、いたずら電話扱いされ電話を切られたとの経緯が記されていた。男性は6日後に意識が戻り、再度通報して助かったものの、しびれなどの障害が残ったという。 手紙を読んだ黒岩知事は各市町村の消防本部(局)が声を出せないケースにどのように対応しているか調査を指示。消防では、無言の通報に(1)電話
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く