保険償還を正当化するには医療上の利益が不十分――。フランス政府が、アルツハイマー型認知症治療薬4剤を公的医療保険の適用から外すと発表しました。そのワケは? アリセプトなど4剤 8月1日から保険償還停止 フランスの保健省は6月1日、アルツハイマー型認知症治療薬の保険償還を8月1日から停止すると発表しました。 対象となるのは▽ドネペジル(アリセプト)▽ガランタミン(レミニール)▽リバスチグミン(イクセロン/リバスタッチ)▽メマンチン(メマリー)――の4剤(カッコ内は日本での製品名)。フランス保健省はプレスリリースで今回の決断を「市民の健康のための措置だ」と強調しています。 これら4剤は、アルツハイマー型認知症の進行を抑制するとして世界中で広く使われている薬剤です。フランスでは、アルツハイマー型認知症治療薬の費用の15%が公的医療保険から支払われています。保険償還が停止される8月1日以降は、服用
認知症の治療に日本でも使われている4種類の薬が、フランスで8月から医療保険の適用対象から外されることになった。副作用の割に効果が高くなく、薬の有用性が不十分だと当局が判断した。日本で適用対象から外される動きはないが、効果の限界を指摘する声は国内でもあり、論議を呼びそうだ。 仏連帯・保健省の発表によると、対象はドネペジル(日本での商品名アリセプト)、ガランタミン(同レミニール)、リバスチグミン(同イクセロン、リバスタッチ)、メマンチン(同メマリー)。アルツハイマー型認知症の治療薬として、これまで薬剤費の15%が保険で支払われていたが、8月からは全額が自己負担になる。 東京大の五十嵐中(あたる)特任准教授(医薬政策学)によると、フランスは薬の有用性に応じて価格や保険で支払われる割合を随時見直している。今回の薬は7年前にも専門機関から「薬を使わない場合と比べた有用性が低い」との評価を受け、保険で
Ulala(ライター・ブロガー) 【まとめ】 ・仏保健省、アルツハイマー型認知症治療薬の保険適用除外を決定。 ・仏南西に「アルツハイマー病患者村」の建設開始。 ・同村では、アルツハイマーの治療法の研究が行われる予定。 【注:この記事には複数の写真が含まれています。サイトによっては写真説明と出典のみ記されていることがあります。その場合はJapan In-depthのサイトhttp://japan-indepth.jp/?p=40472でお読みください。】 フランスで、アルツハイマー型認知症治療薬が8月1日より保険適用を外されることになりました。 アルツハイマー病とは、脳の萎縮により、場所や時間、人物などの認識ができなくなるなどの記憶障害や、身体的機能が低下して動きが不自由にもなる病気です。 進行の度合いには個人差があり、10年経っても自立して穏やかに暮らしている人もいれば、わずか数年で寝たき
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く