厚生労働省は10日までに、異なる種類のワクチンを続けて打つ場合に間隔を数日以上空けるよう定めていた制限を、10月から一部を除いて撤廃する方針を決めた。安全性や効果に影響が出ないことが分かったためで、接種機会の多い乳幼児のスケジュールが組みやすくなる。 これまで複数のワクチンを同時に接種することは医師の判断でできた。しかし別の日に打つ場合、ロタウイルス胃腸炎など経口生ワクチン接種後は27日以上、B型肝炎などの不活化ワクチンでは6日以上、間隔を置かなければならなかった。 ワクチンの安全性や効き目に影響が出るという報告がなかったため、同省は改定案を示していた。