発電方式には、水力・火力・原子力発電などがあります。中央給電指令所は、需要(使用量)の変動に柔軟に対応できる火力発電、ピーク時間帯に素早く対応できる揚水発電など、各発電方法の特徴を活かして、発電計画をたて、この計画にもとづき、各発電所の出力を調整しています。 実際の電気の使われ方は、なかなか予想通りにはなりません。発電所ごとに異なる発電開始・出力増加までの対応時間の特徴を念頭に、電気の使用量を見通しながら、リアルタイムに発電出力を調整することで、事前の発電計画を補っています。 使用状況の変化に応じた発電出力の調整について、朝(7時~9時)の出力調整を例に、わかりやすく説明すると・・・ 例えば、ある日のピーク時供給力を130万kWとして、火力発電機3台(A,B,C)×各30万kWと、揚水発電機2台(D,E)×各20万kWで運用計画をたててみます。 ※出力は実際とは異なります。