富士フイルムはこのほど、「FUJIFILM」のロゴを不正使用した35ミリフィルムの非正規品が、日本国内の現像取扱店に持ち込まれたことを明らかにした。使用済みの35ミリフィルムのパトローネ(写真フィルム用円筒形容器)の内部に映画用フィルムが詰められたもので、店舗では現像を断っているとして注意を呼び掛けている。 非正規品の例として同社が公開した写真には、「250D 電影 Film」などと書かれている。「電影」は中国語で「映画」の意味だが、35ミリパトローネ形態の正規品には「電影」の表記がないという。また、同社は2013年に映画用フィルムの出荷を終了している。 公開した写真の製品以外にも「64D」「250T」「500T」など別の種類が存在する可能性があるという。 非正規品を写真店で現像してしまうと、現像液が汚染され、液の交換や現像機のラック洗浄が必要となったり、他の顧客のフィルムの現像不良につな