日本でも,ユニークなデジタルサイネージが続々と登場している。通行人に「何だろう?」と思わせて,デジタルサイネージおよびそこで表示するコンテンツに目を向けてもらおうという仕掛けが施されている。記者が見つけた“おもしろデジタルサイネージ”を紹介する。 一番インパクトがあったのが,花王が取り組む「たま駅長」を用いたデジタルサイネージである。たま駅長とは,和歌山電鉄の貴志駅駅長を務める猫である。その人形の顔の部分だけがディスプレイになっており,ここにたま駅長の動画が表示される。たま駅長は横を向いたりあくびをしたりする。そのしぐさの可愛らしさも相まって前を通る人の注目を集め,デジタルサイネージの後ろで宣伝している花王の猫向けトイレ用品も目を向ける人も多いようである。 携帯電話機の売り場には,当然ながら携帯電話機が多く設置してある。そのディスプレイを生かそうというコンセプトから生まれたのが,日立製作所
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