海流発電(かいりゅうはつでん)または潮流発電(ちょうりゅうはつでん)は、海流による海水の流れの運動エネルギーを水車、羽根の回転を介して電気(電気エネルギー)に変換させて発電させる方式である。海中に海流発電機を設置する。エネルギー変換効率は20~45%と比較的高い。潮力発電とともに、海水を利用する発電で、「海流」を「海水の流れ」とすれば、潮汐流による潮力発電も海流発電の一種である。 海流は太陽熱と偏西風等の風により生じる大洋の大循環流であり、地球の自転と地形によりほぼ一定の方向に流れている。幅100km、水深数百mと大規模である。日本では後述のように、2017年夏に実証実験が行われた。日本列島周辺には黒潮が流れており、八重山諸島、トカラ列島、足摺岬、八丈島など沖合が海流発電の候補海域である地域が多く存在する。 海流には世界中では年間数百TWhのエネルギーが存在するとされている。黒潮に関しては