Game*Spark編集部では、スクウェア・エニックスの赤石沢賢氏やスパイク・チュンソフトの本間覚氏をはじめ、海外タイトルを日本に届ける各社のローカライズ担当者を独自に取材してきました。今回は、2K Gamesで『ボーダーランズ』や『バイオショック』シリーズを筆頭に数々の作品を手掛けてきたローカライズマネージャー矢野要介氏を直撃。なかでも『ボーダーランズ』シリーズの日本版は、その破天荒かつ完成度の高い翻訳でユーザーからも定評があり、先日発売をむかえた新作シューター『バトルボーン』にもそのエッセンスは受け継がれています。2K Gamesがどのようなこだわりや手法でゲームをローカライズしているのか、矢野氏にたっぷり語ってもらいました。 ――本日はよろしくお願いします。まずは矢野さんの経歴を教えてください。 矢野要介氏(以下、矢野): よろしくお願いします。私は、2000年ごろからゲームシナリオ