テレビ番組や映画を軸にするコミュニティサイト「gumi」が、中・高生や主婦を中心に人気を集めている。アクセス数は月間2000万ページビューに達し、同サイトを運営するgumiは、7000万円の資金調達も完了した。同社の国光宏尚社長は、エンターテインメント業界に従事する人々が本気になれば、既存の映像コンテンツとインターネットの融合は加速するとみる。岡光社長に、その考え方などを聞いた。(聞き手は島田 昇=日経コンピュータ) gumiが流行っている背景をどうみているか。 私はテレビ業界にいたが、そのテレビの存在価値である、「コンテンツはツマでしかなく、本質はコミュニケーションツールだ」ということをネット上で実現できているからだ。 もう少し具体的に説明すれば、かつてのテレビにおけるコンテンツ(番組)は、それを見た翌日などに友達と会話をするための材料の一つであり、テレビを見ていないと友達との会話に付い