今回は特別編として「未来のトレンドパーソン」というテーマで、私がずっと会いたかった中学1年生のイラストレーター“あーちん”との対談をお届けします。 あーちんの存在を知ったのは、以前このコラムで紹介した「SAC about Cookies」という手作りクッキーの店に取材に行ったことがきっかけでした(記事はこちら)。 そのお店の隅にかわいらしい差し絵の描かれた「クッキー新聞」が置いてありました。その新聞の製作者が、クッキー店を経営している桜林直子さんの娘さん、あーちんだったのです。 当時あーちんは9歳。「9歳でこんな絵やストーリーがかけるんだ!」と衝撃を受けました。あーちんが描く作品はどれも愛にあふれていてどこか懐かしく、温かみがある。それはきっと、彼女の内面からにじみ出たものなのではないかと感じました。 調べてみると、あーちんは小さいころから絵を描くのが大好きで、「くまお」というキャラクター