ちょっとはみ出した、面白い大人を紹介したい 目の前の小泉さんは、紛れもなく「カッコいい大人」だ。いろんな本を読んで、いろんな人に出会って、いろんなことに驚いて、傷ついて、いろんなことを吸収して、その中で精査したものを蓄積させて、今は、そのエッセンスを後進に手渡したいと思っている。 「自分が10〜20代の時って、大人になるのが怖かったり、嫌だったりしたじゃないですか。当時は、すごく複雑な気持ちでそこに立っていたと思うんです。楽しいことや嬉しいことが、辛いことと同じぐらい訪れても、不思議と心の大部分を占めていくのは、ネガティヴな感情ばかりで。だからすごく憂鬱だったりして、ずっと頭の上に黒い雲がいるような感覚――。私もそんな時期があったし、今10〜20代で、そんな状況に置かれている人も多いと思う。 でもそういう中で、バカな大人とか、面白い大人と出会うと、少し気がラクになりますよね。『え、こんなに
![小泉今日子「子どもを育ててない私が『ヘンな大人』としているのもいいかなって」(菊地 陽子)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0026be7e41e2ba2e67c134a5cb60b9b4df4993b8/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fb%2Ff%2F1200m%2Fimg_bf15fd69fac5fb2a1541431a505290ff41922.jpg)