まず、元素や元素記号について、簡単に説明しておきます。元素とは、「いろいろな物質の元になる、これ以上は決して分解されないような部品」のことを指します。 例えば、水は化学式H2Oで表され、水素(H)と酸素(O)とに分解されます。しかし水素(H)や酸素(O)は、どのような科学的方法を使っても、さらに小さい物質に分解することはできません。 つまり、水(H2O)は元素ではなく、水素(H)や酸素(O)は元素となります。 元素記号がまとまっている表を「周期表(元素周期表)」とよびます。現在、元素は100種類以上発見されています。 元素は、例えばHとOなど、種類ごとに重さが異なります。元素を重さの順に並べると、ある分類ごとに並ぶ部分があったり、性質のよく似た元素が並ぶことがあったりします。周期表は、そのような法則が一目でわかるように整理され、作成されています。 教科書や参考書にも様々な周期表が付いている