政治 オスプレイ「模擬操縦」不備 訓練実効性に疑問2012年9月1日 Tweet 米国防総省が30日に公表した米フロリダ州での垂直離着陸輸送機オスプレイの墜落事故の報告書は、模擬操縦装置(シミュレーター)が事故に結び付いた状況を再現できない事態が起きていたことを明らかにした。米軍が普天間飛行場へのオスプレイ配備に向け公表した環境審査(レビュー)書は、同飛行場での全体的な運用が配備前から11%減少するとし、その理由の一つに模擬操縦装置の使用を増やすことを挙げている。同装置への依存が増す中、今後も模擬操縦装置が機能せず、米軍が想定し得ない事態が起こる可能性がある。 オスプレイの安全性について、エンジン停止時に回転翼機が降下する気流で回転翼を自動回転(オートローテーション)させ安全に着陸する能力の欠如が指摘されている。だが、海兵隊は沖縄でのオスプレイ運用で、エンジンが停止した場合の緊急着陸を