プロ野球の巨人は5日、福田聡志投手(32)がプロ野球選手が禁じられている野球賭博行為に関わっていたと発表した。賭博行為は巨人戦でも行われた。巨人は同日、プロ野球を統括する日本野球機構(NPB)へ文書で概要を報告。久保博球団社長が東京都内で記者会見し、「プロ野球を愛する皆様、巨人ファンに深くおわび申し上げます」と謝罪した。警視庁は、近く巨人側に説明を求める方針。 球団によると、福田投手は今夏の全国高校野球選手権大会の複数の試合、その後に9月上旬まであったプロ野球とメジャーリーグの各約10試合で賭けを行った。プロ野球では所属する巨人戦も3~4試合含まれていた。これまでの調査では、勝敗にかかわる「八百長」が行われた形跡は認められていないという。 プロ野球では選手の野球賭博行為を「野球協約」で禁じている。球団は福田投手から事情を聴くなどした結果、NPBの熊崎勝彦コミッショナーに告発することを決め、