【ワシントン時事】オバマ米大統領は1日の記者会見で、共和党の大統領候補指名獲得に近づく実業家ドナルド・トランプ氏による日本と韓国の核武装容認論について、「外交や核政策、朝鮮半島あるいは世界全般についてよく分かっていない」と批判した。 トランプ氏のような人物が大統領になるべきではないとの考えも示した。 オバマ大統領は、日米・米韓同盟が「国家間紛争が核(兵器使用)の可能性が出るまでエスカレートするのを防いできた」と意義を強調した。第2次世界大戦の犠牲と米外交政策のおかげでアジア・太平洋地域が戦後、破滅するのを避けられたとも説明。「そうした重要性を認識していない人物が大統領執務室にいることを望まない」と述べた。