子どもには必ずあって、年齢を重ねるうちに失くしてしまいがちなもの。これ、なんだかわかりますか? それは「おしりエクボ」。 おしりエクボとは、おしりの穴をキュッと締めたときにおしりの左右にできる、やや大きめのくぼみ。お相撲さんのおしりを思い出していただければわかると思います。 「子ども時代にはあったのに大人になるとなくなってしまうのは、現代の生活習慣などの影響でおしりの筋肉が衰えてしまうからです。たかがおしりの筋肉とあなどってはいけません。おしりの筋肉の衰えは全身の老化につながるのです」 そう言うのは、『奇跡の理学療法士が教える 最強の股関節セラピーで体はみるみる若返る!』(扶桑社刊)の著者で理学療法士の佐藤正裕さん。 おしりの筋肉は、股関節が正しい位置におさまり、本来の機能を最大限に発揮するために必要だそう。股関節は、立つ、歩く、しゃがむなど、日常的な動作の要の関節で、体を支える土台となっ