2020年9月4日のブックマーク (1件)

  • ひょうひょうと - 『批評について:芸術批評の哲学』

    Youtube配信【SF×美学】SF作家は分析美学者の問いにどう答えるのか?がおもしろかったので、その中で紹介されていた『批評について: 芸術批評の哲学』を読んでみた。 「はじめに」で著者が「批評についてのわたしの探求には規範的(normative)な次元がある(p.4)」と述べ、中心となる主張と議論の範囲を明らかにしているので、あまりひっかかることなく読むことができた。「規範的」ということは、適切な批評とはどんなものか主張しているということ。なお、対義語は「記述的」。この場合は実態がどうであるかを主張していることになる。 中心となる主張は「批評とは理由にもとづいた価値づけ (reasoned evaluation) である」という仮説。"evaluation"について補足しておくと、[訳註]にあるとおり、このにおいては価値付け/評価の高低についてニュートラル。「性能評価 (perfor

    ひょうひょうと - 『批評について:芸術批評の哲学』